2019年07月12日

どうでもいい事で心に棘が刺さっているどうでもいい話

 6月あたりから仕事が残業続きで帰りが遅く、家に帰っても自炊する気力が無いのでほぼ外食してます。

 先日、仕事帰りにラーメン屋に寄りました。
チャーシューが美味いので割と気に入っている店なんですが、
その日は最近始まったと思しき「冷やしつけめん」という見慣れないメニューがあったので頼んでみました。

 普通の冷もりのつけめんとは違ってスープまでキンキンに冷えているメニューで、
トッピングもチャーシューやメンマ等の基本は押さえつつ、
茎わさびや梅干しなど夏らしい爽やかなものも添えてあり、美味かったです。

 スープにはでかい氷が一つ入っていました。
勿論スープをキンキンに冷やす為です。

 ところが。
最近、虫歯をガッツリ削って銀のつめものを入れた歯があり、
そこが知覚過敏気味になっていて、キンキンのスープにつけた麺が染みてしまうのです。

 なので、食べてる間はいったんその氷をスープから出して、レンゲに置いておきました。
つけめんでスープを飲む事は無いので、レンゲ使わないですし。

 そして食べ終わったらそっとレンゲと氷をスープに戻して帰る予定だったのですが、
あろう事か戻すのを忘れ、氷をレンゲに置いたまま会計をして帰ってしまったのです。

 何もやましい事をしているわけじゃないですが、帰り道にそれをふと思い出してから
ずっと心に棘が残っているような感覚になっています。

 このメニューを考案した店の人は、脇によけられた氷を見たらどう思うだろう…
暑くなってきたこの時期、お客様にキンキンに冷えたつけめんを楽しんでもらおうと熟慮を重ねてメニューを考えたシェフが、無残にも脇によけられた氷を見たら心を痛めるんじゃないか…

 よかれと思い、オモテナシの心で、料理の仕上げにでかい氷を満面の笑みでスープに落とす料理長の事を考えたら、少し申し訳ない気持ちになります。

 もし脇によけられた氷を見て心を痛めているシェフがいたら
このつけめんは美味かったと言いたい。

 悪いのは知覚過敏であって、シェフは何も悪くないんだと言いたい。

 以上どうでもいい話でした。

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